「日医標準レセプトソフトを動作させるのに最適なハードウェアは何か?」という問題を考えた場合に「動くのであればパソコンは何でも良い」というのが答えではないかと思うのである。サーバとして最低raid1は必要だとか?サーバ用として売られているコンピュータが必要だとか?メーカ品でなければならないとか?最新のスペックでなければならないとか?別に中古でも良いし、ノートパソコンでも良く、普通に使っているパソコンでいい。廃棄される理由が「動画などを見るのに遅すぎるから」というようなものの場合は廃棄されるパソコンでも十分動作可能なものがある。要するに現在、家庭や事務所で普通に使っているパソコンで十分過ぎるぐらい十分なのだ。普通の会計ソフトをインストールするよりももっと低スペックで十分動作可能なのである。その理由はWindowsではなくLinuxだからというのが大きい。

Ubuntuフォーラムには次のようにインストール条件がかかれています。「Ubuntuはx86 PC、64ビットPCで利用することができます。少なくとも256メガバイトのRAM(Desktop CDを使ってインストールする場合は少なくとも384メガバイトのRAM)と4ギガバイトのディスクスペースが必要です。」もちろん日医標準レセプトソフトを導入する場合は20ギガバイトは欲しいが…。

このように考えた場合には本当にITは贅沢品である事に気付かされる。途方もなく大きなハードディスクと十分過ぎるメモリそしてCPUだ。マルチメディア対応しているのであろうが、普通にインターネットする人間にとっては「一体何に使うの?」と問いかけたくなるスペックである。そして二重三重に信頼性をさらに向上させるという名目でraidのような必要性を疑問視されるような冗長性を持ったrichなハードウェア構成である。要は現在の商業ベースに乗っているITというのは大手メーカが作ったブランド品のようなものではないだろうか?そこに電子カルテを搭載して途方もない高額マシンが医療の分野で売買されている状況は何を意味しているのであろう。

poorなマシンでも動作可能なのが日医標準レセプトソフトであるが、以外に見落としがちなのは400床以上の病院でも同じソフトで動作させる事が出来るという点である。診療所だけではなく病院でも使える。これは過去にunixがマイクロマシンから大型の汎用機まで動作させる事が出来ると言われていた事を思い出させる。どんな医療機関でも導入可能なのに未だ紙ベースでやっていたり、高額な電子カルテを導入したりしている状況の中で「日医IT化宣言」が伝わらない状況は如何にして変えられるのであろうか?

ただ残念なのは日医標準レセプトは医科だけで歯科や薬局には対応していない事である。メニューには余裕があるようなのだが…。