オンライン資格確認と顔認証との関係

ORCAのオンライン資格確認システムではレセコンで入力する全ての患者様についてオンライン資格確認を行う。つまり、来院する全ての患者様についてオンライン資格確認を行う。

顔認証付きカードリーダーでマイナンバーカードを持って来た患者様だけがオンライン資格確認を行うと勘違いされている場合が多いが、当方で導入をされた医療機関ではマイナンバーカードを持って来られても、持って来られなかってもオンライン資格確認を行うようになっている。それは、マイナタッチがOCR機能を持っていて今までの保険証でも読み込むからではない。顔認証付きカードリーダーがあっても無くてもオンライン資格確認を行うのである。タイミングとしては診療行為の入力でオンライン資格確認を行う。

ORCA推奨のマイナタッチ

ORCAでは顔認証付きカードリーダーはアルメックスが推奨機種となっている。その商品名であるマイナタッチは他のパナソニック・富士通・シャープなどと違って保険証を読み取るOCR機能が存在している。

この為なのか?他社の顔認証付きカードリーダーでは発生しない月額費用があり、当然これは国からの補助金対象外である。つまり納品月の翌月から保守起算して、18ヶ月後を経過すると保守料金2500円(税抜)が発生するので要注意である。

アルメックスによると、補助金で納品されたマイナタッチが稼働しているか?していないか?は関係なく保守料金は発生するそうである。

これが原因でオンライン資格確認が動作していないので顔認証付きカードリーダーを使っていないのに請求が来て

トラブルになっている医療機関のケースもあるような事を耳にした。

マイナタッチではOCR機能を使う設定も使わない設定もオプションの設定で可能であるが、医療機関様としてはお金を出して使うのだからOCRは使うという設定で使われる場合が圧倒的に多い。「OCR機能は保険証が汚れていたりすると上手く読み込めないですよ」と忠告をするが使用されるケースの方が多いのだ。

オンライン資格確認の実際

以下の赤枠の場合は実際に公費の医療証を読み込んだがORCAの画面に患者様の情報を取り込めなかった実際のオンライン資格確認の画面である。この場合はレセコン上で顔認証付きカードリーダーで読み込んだ画像を参照する事が出来て、手作業で修正する形となる。

★の顔認証がマイナンバーカードの場合であるが現状では殆ど無くて◆の保険証OCRか公費OCRが少しある状況である。

◎はマイナタッチを使わない場合のオンライン資格確認である。

上記画面の左端にある区分とは上記画像にも存在しているが、以下の意味を持つ。

ORCAを導入されていても

①マイナタッチ以外の顔認証付きカードリーダの場合

②マイナタッチを使っていてもOCR機能を使わない場合

は残念ながら画面上で説明のある「◆:保険証OCR」と「公:公費OCR」は上記画面のようにデータとしては出て来ない。

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