政府は今の健康保険証を2023年12月22日に2024年12月2日に廃止することを正式に決めました。廃止後も最長1年間は猶予期間として今の保険証が利用できるほか、「マイナ保険証」を持っていない人には代わりとなる「資格確認書」を発行するとしています。

病院にかかる時は健康保険証と診察券が必要でしたが政府の構想としては「マイナ保険証」だけで病院にかかれるようにすることです。オンライン資格確認のシステムが入ることでいろいろな院内の仕組みが変わってきています。政府が決定した保険証を廃止するということ以外に診察券を無くそうとしているということも注目するべきです。そうなるとマイナンバーカードは「マイナ診察券」にもなります。

これは普及が進まないオンライン資格確認システムをさらに加速するために政府が行おうとしている施策です。要するにマイナンバーカードを使って診察券を代替するという考え方です。

これによって受付は診察券で行うのではなくてマイナンバーカードを使って受付を行うという考え方です。これが出てくると従来の診察券を使った受付システムは不要となりマイナンバーカードを使ったオンライン資格確認を使わざるを得なくなります。そのための補助金についても予算を出すことが既に閣議決定されているようです。こうした保険証廃止に向けてマイナンバーカード1枚で受診することができる環境整備に政府は取り組んでいるという事です。

こうした動向を先取りしているクリニックにおいては患者にマイナンバーカードを利用してもらう独自の取り組みとして、オンライン資格確認導入の機に、診察券発行を廃止したという医療機関もあるようです。診察券を廃止したことで、診察券発行機、診察券連携システム、診察券カードの費用を削減できた(月額数万円削減)という報告をしています。

普通に考えれば、これらのシステムは不要で替わりにオンライン資格確認システムでこれらの機能を実現すべきというのは当然の事の様に思われます。

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