2010年10月アーカイブ

オープンソースとは何かを知るにはエリック・レイモンドが書いたものを最低でも読む必要があるらしい。しかし、それもしないで自らの独断と偏見で以下オープンソースについての議論を展開(追記)

オープンソースは何故に素晴らしいか?この発想自体がそもそもいけないのかもしれない。素晴らしいというよりもオープンソースでなくちゃいけないんだと何故か思うのだ。この直感を信じたいし、論理的に説明したいと思う。

まだ表現が十分ではない。オープンソース?それは今や普通なのだ。自分にも世のIT技術者にとっても当たり前過ぎる事なんだけど、それを伝える事こそが大切なのに十分にその内容が伝わらないのは何故か?それを最近考える。

日医IT宣言におんぶにだっこ状態の意識が問題?伝わっていないという事に危機意識が必要かもしれない。そもそもオープンソースとはソースが公開されているというような感じの言葉なのだが全く違うのだ。

パッケージソフトとの違いで意味を伝えなければならない。オープンソースが素晴らしいというような事を伝えるのではなく、医療界に今だのさばるオープンソースでないものとの違いを明確にしなければならない。

「変更したい箇所」がソフトウェアに出てきた時に違いが明確になる。オープンソースならば出来る人間さえいれば即対応可能だがパッケージの場合はほとんど不可能である事がほとんどで時間をかけてようやく完成したと思ったら莫大な請求にびっくりする。

それで結局今ある機能を「我慢して」「しぶしぶ」使う事になるのだ。「ITは本当に使えない」という思いをつのらせながら...。そして、これでバグでも出ようものなら爆発寸前の状態...という経験を持たれている院長も」いるのではないか。

オープンソースである事によって何が変わるかというと使うものと作るものとの垣根がなくなるという事なのではないか。

一緒になって作っていく。だから、「素晴らしい」というよりも「面白い」と言った方が良いかもしれない。否そんな事を言っているからダメなのだ。当然の事柄なのだ。それが当たり前なのだが当たり前にならないのがパッケージソフトの世界なのだ。

完全に作業分担されていて、それは恐らく作る方でもそうなのだ。幾つかのセクションに分かれていて、他のセクションの事は知らぬ存ぜぬの世界でここにまた色々な問題が発生するのだ。ある意味、パッケージソフトは導入された時点で死んでいる。「お前はすでに死んでいる」というやつだ。ソフトウェアは生き物なのだ。バラバラにされたら生きていけない。

誰かが言っていた。全ての問題を解決してくれる素晴らしい存在のような顔をしてやって来て、その価格も法外なものであるいが「パッケージソフトはゴミ以外の何物でもない」と...。だから、医療のIT化は進まずにIT化への不信感だけが大きくなっているのではないだろうか?

最大の問題はクローズなソフトを作っている会社が倒産して、そのソフトを面倒見る人が誰もいなくなった時に起こる。オープンソースでも同様の問題は起こり得るがソース自体は開示されているので他の誰かが引き継ぐ可能性は十分ある。というよりサポートしている人間は他にもいるという事なのだ。

電子カルテを導入する目的は一つだけではない。その中で「地域医療の為」とか「医学の進歩の為」であると言えるのは患者の視点が中心だ。ドクターの視点ではチーム医療であったり、ドクター自身の生産性向上であったりする。市場は混沌としているが、電子化の方向に向かっているのは間違いない。標準化を推進している日医のORCAプロジェクトでは20社以上の会社が日医標準レセプトソフトと接続可能な様々な電子カルテを提供している。これは他のメーカでは考えられない状況だ。

2009年で診療所の10パーセントに電子カルテが導入されているそうだ。大きな病院に導入されている場合が多く、中小の病院では中々厳しいらしい。その中で日レセが導入されているのはどれくらいだろうか?日レセは病院にも対応しており、オープンソースなのでもっと導入されるべきだと思うのであるが難しいようだ。

現場の医師にとっては患者の視点よりも自分の医業の生産性を上げる事が最優先というのが実情なのだ。「電子カルテの導入で患者様を待たせる時間を少なく出来る」というのは「事務作業を軽減出来る」という理由よりも大きく取り扱われる。しかし、パッケージソフトとオープンソースの違いを明確に訴えていく事は重要である。それが何よりもオルカプロジェクトの強みであるからなのだ

2010年8月よりUbuntu10.04がリリースされた。現在の最新版日レセ4.5についてのサポート期間は2013年3月までとなっており、4.6や4.7もこれで行けるという事なのだ。

Ubuntu8.04からUbuntu10.04になって大きく変わったのは起動速度である。それとUbuntu8.04の4.5日レセとUbuntu10.04の日レセでは漢字入力が変わったという事である。cannaは普段Windowsを使っている人には慣れるまで時間がかかったがWindowsと同様の入力方法になった。

さらにはハードウェアの認識率が高くなった事であろうか。今までインストール出来なかったマシンにインストール出来るようになったという事である。ますますインストールは誰でも出来るようになり敷居が低くなったという事なのだ。

しかし、多くの認定事業所が抱えている医療機関の多くは未だDebian etchのところも多いのではないだろうか。現在の最新版日レセ4.5で行けば2012年の10月まで日医がサポートしてくれるからなのだ。Debian Projectでは既にetchはサポートが終了しているのだ。何故か深く考えたくないのであるがORCA ProjectがDebianからUbuntuに変わった事については何か残念なような気もしている。

このアーカイブについて

このページには、2010年10月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2010年9月です。

次のアーカイブは2011年6月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。