2010年9月アーカイブ

ライブドアのブログからppBlogへ
 
SEO対策の勉強会で会社のホームページを見ていただいたところライブドアのブログを使っていたら「同一ドメイン内にブログがあった方が望ましい」という助言をいただきまして、ではどんなブログをインストールするのが良いのかという事で聞いてみると「代表的なものは、WORD PRESS、MovableType、日本製ならBlogn Plus、ppBlog等」 「幅広いSEO対策につながる機能がWORDPRESSとMovableTypeは持っているが一般の人には敷居が高く設定が難しい」との事でppBlogの文字に引き付けられてppBlogに決定した。そして、サーバにppBlogをインストールする。確かに簡単。それはPHPで作られているブログで作ったのはお医者様だそうだ。最近は何かとお医者様と縁がある。

しかし、その後SEO的にはhtmlブログが望ましい事を知り自らインストールしたppBlogに疑問を持ちだした。それとInternalServerErrorが出る機能が一部あったのも気に入らなかった。インストール時の何処かにパーミションの設定で問題があったのかもしれないし、バグなのかもしれなかったが...。
 
ppBlogからさくらのブログへ

ホームページはさくらインターネットのレンタルサーバで運営されていて、そこでサービスとして提供されている「さくらのブログ」がhtmlブログである事を知る。さらに機能が多く使い易いようであったので変更する事を考え始めた。ところが独自ドメインも使える事が判明しppBlog削除と「さくらのブログ」の使用を開始する。
 
さくらのブログからMovableTypeへ
 
ところが、さくらインターネットの管理画面を操作する中で実はWORD PRESS、MovableTypeがインストール可能である事を知る。ならばという事で使ってみる事にしたのだ。MySQLの設定を行い、インストールを行った。レンタルサーバの事業所では定番のブログという事で簡単にインストール出来るツールが用意されているのでppBlogよりもインストールは簡単であった。さらに色々と調べるとブログ自体の移行も可能だという事で実際にライブドアのブログからデータを移した人もいるようだ。またオープンソースとしても公開されておりコミュニティはppBlogよりもはるかに巨大なのだ。

ますます簡単になる日レセのインストール

日レセの基盤となるOSはDebianのpotato woody sarge etchと変わり、そしてUbuntuになり8.04から10.04になろうとしている。こうした変遷の中で言える事はますますインストール作業が簡単になっているという事である。それは何を意味しているかと言えばサポート事業所に頼む事なく自分で日レセを導入されている先生の数が現状よりもっと増えてもいいのではないかという事である。

レセコンの時代が終わる

要するにレセコンというコンピュータが販売されていた時代は終わって、レセプトソフトが配布されそれをインストールすれば使える時代になったという事なのだ。
今時にワープロを買う人はいない。パソコンにワープロソフトを誰だってインストールして使うだろう。
ただ、現状ではまだまだワープロソフトのような状況にまで至っておらずレセコンという形にこだわっているようにも見えるが、結局は各社がレセプトソフトを出すというような状況になるに違いない。

企業と医療機関の癒着とレセコン

これはオープンソースであるとかないとかそういう問題とは別の話である。ただ日医標準レセプトソフトが先進的であったから業界を先導したと言えるのではないか。何故に先進的であったかの理由がオープンソースであり、オープンソースでなければ先進的にはなれなかったという事なのだ。医療業界と利益追求を最優先する企業の「囲い込み」という癒着関係がレセコンという形を保持してきたと言えるし、現在でも保持されている部分が大いに存在するのである。

サポートサービスへ

アウトソーシングしないソフトウェアこそがオープンソースの本質なのだ。だから日医認定サポート事業所の仕事というのはレセプトコンピュータの販売ではなくサポートというサービスこそに意味があるのだ。

「日医標準レセプトソフト」の開発は、Rubyの作者まつもとゆきひろ氏がフェローとして在籍するネットワーク応用通信研究所が中心となって担当した。OSにLinux、トランザクション管理モニター(TPモニター)にMONTSUQI、開発言語にOpenCOBOL、データベース管理システムにPostgreSQLなど、ミドルウエアもすべてオープンソースソフトウエアが使用されている。MONTSUQIはWASP代表取締役の生越昌己氏が開発した。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100629/349739/


日医標準レセプトソフトの紹介記事と共に全国で一万つまり10パーセントの医療機関に導入されたという事が載っていた。単純計算で10年で一万件だから一年で一千件だ。ただ2005年時点で一千件導入だったので、それからの事を考えると年間二千件近くにもなるとも言える。

だいたい6年たつと買い替えの時期になるというから存在している医療機関の1/6が導入可能な対象と考えられるそうなので、全国で11万の医療機関が存在すると考えると買い替えようとしている医療機関の半分以上が、否2005年以降の事を考えると全ての医療機関が日医標準レセプトソフトに変更している計算になる?

「社会保障カード」構想について Wikipediaより

政府は2011年度からの「医療受給者証や国民健康保険証、介護保険証、年金手帳などを統合した「社会保障カード」の導入」を政策目標として掲げている[1]。2011年度からの理由として、社会保険庁のオンラインシステムの刷新が終了するのが2010年度だからというのが一つである。具体的にはICチップが組み込まれたカードを全国民に配布し、カードの読み取り装置があれば自宅のパソコンで自分の保険料納付記録などを確認できるようにするものである。
希望者には顔写真も入れ、身分証明書としても利用できるようにするアイディアもある。これは、もともと厚生労働省が2012年度の導入を目指していた「健康ITカード(仮称)」を発展させたものである。このカードには医療機関での診療情報(診療報酬明細書、いわゆるレセプト)を入れる構想だったがこれに年金や介護に関する情報も取り込み、社会保障カード化するのである。


焦点だった年金、医療、介護の各制度にまたがる統一的な社会保障番号の創設はせず個人情報の一元的管理によるプライバシー侵害や情報漏れを防ぐため、年金、医療、介護の情報を集約化せず中継データベースにアクセスしそこから年金など個別のデータベースに接続して情報を得る仕組みとした。また重複投資を避けるために住民基本台帳カードとの一体化も検討されている


ORCAプロジェクトでは当然の事として、医療機関における日医標準レセプトソフトの受付機能で保険証の確認機能等の追加を考えているらしい。これは他のレセコンにはないネットワーク端末としての位置づけを強化する機能になるに違いない。

日レセのレセプトチェック機能とオンライン請求によるレセプトチェック機能

請求業務の時に日レセではデータのチェック機能がついていて最新のチェックマスターの内容でレセプトの内容を日常の業務の中で簡単にチェック出来る。そして、オンライン請求をやっていれば、データ送信して審査支払機関(支払基金及び国保連)のチェック機能をそのまま使う事が出来る。エラーが発生した場合は送信を取りやめ再度修正して送信すれば良いのである。
しかし、十分なレセプトチェックの機能がないレセコンの場合やオンライン請求は義務ではなくなったので電子化は行っていてもオンライン請求を行っていない医療機関様にとっては請求業務は一発勝負になるのでレセプト内容のチェックは返戻を避ける為に欠かせない行為となる。


電子レセプトチェックソフトの意味

オンライン請求もやってなくて自分のところで使用しているレセコンでそうした十分なチェックが出来ないとするならば電子レセプトチェックソフトは必要となるソフトウェアになるのである。特に日レセのように必要十分なチェックを行ってくれるレセコンならば良いが、そうでない場合はお金を払っても電子レセプトチェックソフトは重要になるという事なのだ。

日医IT化宣言 より引用
平成13年11月20日
社団法人 日本医師会

ここにORCAの原点がある
日本医師会は、医療現場のIT(情報技術)化を進めるため、土台となるネットワークづくりを行うことを宣言します。まず各医療現場に標準化されたオンライン診療レセプトシステムを導入し、互換性のある医療情報をやりとりできるようにする計画(ORCA、Online Receipt Computer Advantage)を推進します。この計画のために日医が開発したプログラムやデータベースはすべて無償で公開されます。医療現場の事務作業の効率化を図り、コストを軽減させると同時に、誰もが自由に利用できる開放的なネットワークを形成し、国民に高度で良質な医療を提供することをめざします。
「まず」というところが重要である
医は仁術であるばかりでなく、日々進化する「技術」系であり、またIT時代を迎えて貴重な「情報」系にもなっています。しかしながらわが国の医療現場では、高度な医療機器に見合う情報系の整備が遅れています。医療機関の8割は毎月の診療報酬を請求するための専用コンピューター(通称レセコン)を導入していますが、他の病院、他の医療機器とはほとんど互換性がなく、データのやりとりもできない「ネットワーク不在」の状態です。
医療の世界では標準化とネットワーク化が遅れているのである
これはレセプト(診療報酬明細書)の処理を紙の洪水にする無駄ばかりでなく、個々の医療情報の流通を滞らせることによって、医療現場の非効率を招いたり、良質な医療の浸透を妨げかねません。このため日医は、IT時代の国民皆保険を支えるインフラストラクチャー(基盤)作りに自ら乗り出すことが必要と考えました。


皆保険制度を実現させたのも日本医師会であると言われている

インフラとなる医療情報の標準化やネットワークづくりがこれまで進まなかったのは、情報を独占する特殊法人を抱えた行政側が消極的で、シェア争いや営利追求を優先せざるを得ないメーカーも自社システムを閉鎖的にしてきたなどの事情があったからです。このため日医のORCAは、医療情報交換の標準化を効率的に進めることを狙いとして、開発したプログラムや医療データベースを万人に無償で公開することにしました。
医療情報システムのオープンソース宣言
プログラムの公開(オープンソース)は、日医とユーザーが結ぶ使用許諾契約に沿って行なわれ、基本システムが自律的に改良され進化していくとともに、周辺にそれを応用したベンチャービジネスが誕生する素地もできます。また多くのプログラマーが参加するため、否応なくシステムのセキュリティーも高まり、特定企業に独占される恐れがなくなります。
特定企業独占禁止
もちろん、ユーザーによるプログラムの改良を認めるとはいっても、医薬品の併用禁止品目など人の生命そのものにかかわるデータベースについては、改変を禁ずるなどのガードを施してあります。こうした措置により、単に診療報酬請求などの事務処理を合理化するだけでなく、将来は懸案である「電子カルテ」開発などを促すことが期待できます。
電子カルテへの期待
公共システムへのオープンソース制採用はフランスをはじめ幾つかの国にでも検討されていますが、その必要性は公共性の高い日本の医療においてはなおさらです。従来のような「先導者なきシステム普及」よりも、医療のプロ集団である日医が先頭に立ち、公共財としての医の情報系ネットワークづくりへ向けてイニシアチブを取る決意をいたしました。
前例のない360万ステップの世界最大と言われるオープンソースによって何が起こるのであろうか?


日医IT宣言は日々読み返すべし!

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